おサイフケータイ
- 読み方
- オサイフケータイ おさいふけーたい
- 同義語
- 対義語
おサイフケータイとは、FeliCaチップという非接触型ICチップを搭載した携帯電話のことです。駅の改札口やコンビニのレジなどにおいて、端末をリーダーにかざすだけで決済できるため、大変便利です。
FeliCaチップは、もともとはSONYとdocomoが共同開発した技術です。当初、おサイフケータイ機能を利用できる機種は限られていましたが、auとSoftBankにライセンス提供したことで一気に普及が進みました。
iPhoneにも7から搭載されており、Apple Payが使えるようになっています。FeliCaチップが搭載された機種には、背面などにFeliCaマークがついているので、調べてみると良いでしょう。
おサイフケータイ機能を利用するには、使いたい電子決済サービスと契約して、対応するアプリをインストールしておかなくてはなりません。
入金(チャージ)方法には、プリペイド型とポストペイ型の2通りがあります。あらかじめ一定の金額をチャージしておき、その範囲内でしか決済できないしくみが、プリペイド型です。
「楽天Edy」や「nanaco」、「WAON」などがこの方式を採用しています。チャージには上限が設定されており、携帯電話を紛失したときのリスクを最小限に抑えることができます。一方、ポストペイ型とは、使った分だけ後日クレジットカードから請求されるしくみです。
「iD」や「QUICPay」がこれに該当します。加盟店ごとに利用限度額が決められているのが一般的です。おサイフケータイがあれば小銭やカードを持ち歩く必要がなくなりますが、携帯電話のバッテリーが切れると使えません。また、機種変更するときには、データ引き継ぎの手続きが発生します。
最もポピュラーなのが、利用データをいったん事業者に預けておき、機種変更したあとにデータを引き継ぐ方法です。おサイフケータイを利用しているなら、携帯電話を紛失しないよう充分注意しなくてはなりませんが、最低でも端末にロックをかけておきたいものです。