政府紙幣
- 読み方
- セイフシヘイ せいふしへい
- 同義語
- 対義語
世界中どの国においても、中央銀行(日本においては日本銀行)が紙幣を印刷しているのが一般的です。しかし、紙幣とは発行している機関に信用力がないと通用しません。裏を返せば、信用力のある機関が発行すれば中央銀行以外でも市場で通用する紙幣が作れるということです。
中央銀行と並んで信用力の高い期間である政府が独自に発行する紙幣を政府紙幣と呼びます。政府紙幣は日本においても、かつての明治政府によって発行されていた時期があります。
また、海外では南北戦争時や第35代大統領のケネディが就任していたときのアメリカで発行されていました。一般的に政府紙幣は、財政の厳しい政府がこれ以上国債を増やしたくないときに発行する苦肉の策といった側面が強いです。
紙幣を発行することで政府の財源は確保できますが、市場に出回るお金の量は増えるためハイパーインフレの引き金となることが懸念されます。